世界遺産マイスターを目指す|世界遺産検定スタディブログ

【2021年版】世界遺産検定まとめノート公開中(1・2級、マイスター向け)

世界遺産検定1級・2級の勉強法/まとめノートの使い方

1.世界遺産1級・2級の勉強法

(1)公式テキストを読む

世界遺産検定の勉強で最初にすべきことは、公式テキストを読むことです。時事問題やテキスト発刊後の新規登録の遺産を除き、試験は公式テキストに書いてある内容しか出題されません

そのため、極端な話、公式テキストを丸暗記してしまえば合格は確実です。

しかし、公式テキストは分量が多く、特に1級では1000件を超える遺産のすべてを暗記することは、一部の天才の方を除いて不可能だと思います。そのため、公式テキストを読む際は、完璧には覚えられないことを前提の上で「とりあえず通読する」ことが大切だと思います。

私は1級・2級とも、試験までに公式テキストを2回通読しました。人によって記憶の定着度合も異なるとは思いますが、2、3回通読すれば十分なのではないかと思います(ここでの「十分」とは、完璧に覚えるという意味ではありません。あくまで試験対策として十分という意味です)。

その後は、以下(2)、(3)のようなステップに進んだ勉強をする方が効率的です。

それでも何度も読みたいという場合は、冒頭の「世界遺産の基礎知識」、「日本の遺産」を重点的に繰り返して読むことをお勧めします。この部分は、ページ数の割に出題頻度が高く、得点効率が良いためです。

(2)過去問を解いてみる

テキストを通読し終えたら、過去問を購入して実際に解いてみることが重要です。2年分ほどは実際に解いてみると良いでしょう。

過去問に取り組むタイミングですが、テキストを1度通読し終えたタイミングでチャレンジしてみることをお勧めします。おそらく、1度通読しただけでは合格点に達することは難しいと思いますが、合格点に達するかどうかではなく、問題の形式や何が問われるポイントなのかを理解することが重要です。実際に解いてみると、試験において、テキストのどの部分がどのような形で問われるのかがわかります。

試験での問われ方をなんとなくでも理解したうえで再度テキストを読み込むと、ポイントを押さえた読み方ができるようになり、記憶にも定着しやすくなります。

なお、世界遺産検定の過去問は市販されており、ネットショッピングでも購入できますので、ぜひ購入をお勧めします。

(3)まとめノートで高速復習

公式テキストの通読には、かなりの時間を要します。何度も通読できる時間があれば良いのですが、勉強時間を取れない方もいると思いますし、試験が近くなれば時間的余裕はなくなります。

私も多くの試験を受験してきましたが、難しく、出題範囲の広い試験であればあるほど、試験直前に分厚いテキストを読んでもあまり意味はありません。直前に読んだところが出る可能性は低く、出なければ時間の無駄になってしまうのです。世界遺産検定1級・2級も出題範囲が広い試験であるため、直前に公式テキストを読むことは効果的ではないと考えます(冒頭の「世界遺産の基礎知識」、「日本の遺産」の部分であればまだ一定の効果は見込めますが、それでもかなりのページ数があり非効率です)。

そのため、短時間でポイントを見直せる「まとめノート的なもの」が試験直前で効力を発揮するのです。試験に出る情報を覚えやすい形でまとめたものを見返すだけであれば、直前の1~2時間でポイントを総復習することも可能です。

試験直前は、自分で作ったものか、自分で作るのが難しければ他人の作ったものでも良いので、効率よく見直せるまとめノートを活用することが合格への近道だと思います。

なお、当ブログで公開しているまとめノートでは、公式テキストの内容を踏まえつつ、過去5年分の過去問で問われた内容もほぼ漏れなく情報を拾っていますので、直前の学習にお役立ていただければと思います。

▼まとめノートの目次はこちら↓

sekakenstudy.hatenablog.com

(4)時事問題を一通りおさえる

世界遺産検定1級・2級では、世界遺産に関する時事問題も出題されます。

例えば、2021年の話題として、

エッフェル塔を金に近い色合いへ塗り替えることが計画が発表された」、〇か×か。

のような問題が出題されます。

これの答えは、以下のニュースにもあるように、「〇」です。

www.timeout.jp

このような時事問題については、

  • ネットで世界遺産に関するニュースを定期的に見ておく
  • 世界遺産アカデミーのサイトや公式ツイッターをチェックする
  • 世界遺産関連ブログから情報を得る
  • 有料の新聞記事検索サービス等で「世界遺産」と入力し検索する(図書館などでも利用可能な場合あり)

といった方法で情報収集しておけば、さほど時間をかけずに得点源とすることが可能です。この点の詳細については、機会があれば別途書きたいと思います。

2.まとめノートの使い方

当ブログでは、私の作成したまとめノートを公開しています。皆様の試験対策の一助となれば幸いですので、お役に立てていただければと思います。

使い方は単純で、

  • ひたすら何度も読み返すこと
  • 必要な情報を追記したり、マーカーしたりして自分用に加工すること

の繰り返しです。

私の作成したまとめのノートは、復習の効率化のため情報をかなりコンパクトにまとめていますので、世界遺産の前提知識のない方がいきなり読んでも、理解・記憶することは難しいと思ます。しかし、公式テキストを読み終え、過去問を数回分ほど解いてからお読みいただければ、試験に必要な情報がコンパクトにまとまっていることを感じていただけるのではないかと思います。

まとめノートは、公式テキストや世界遺産に関連する資料などから情報をピックアップし、年代順・トピックごとに情報を整理しているので公式テキストよりも記憶しやすい構成になっていると思います。情報をコンパクトしているため、わかりにくい部分や必要な情報が抜けていると思われる場合は、ご自分で追記していただければ専用のまとめノートとして試験前に役に立つと思います。

あくまで私の経験にはなりますが、試験1週間前からは公式テキストは確認の際にたまに見るだけで、基本的にはまとめノートの見直しだけをしていました。1日に一度、まとめノートをすべて見直し、気になったところについて公式テキストで確認して追記・補充するという作業をするだけで、十分合格できる実力は得られると思います。


以上、ざっくりですが、私の勉強法とまとめノートについて紹介させていただきました。
皆様の学習のご参考になれば幸いです。